2025年3月、テレビ東京の番組『いまからサイエンス』で紹介された新技術が、防災の世界に新たな光をもたらしています。その技術とは、人間の耳には聞こえない「インフラサウンド」を利用した津波予測システムです。

いまからサイエンス~津波をより正確に予測する新技術!カギは聞こえない音~(BSテレ東4K、2025/3/26 22:00 OA)の番組情報ページ | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
いまからサイエンス~津波をより正確に予測する新技術!カギは聞こえない音~(BSテレ東4K、2025/3/26 22:00 OA)の番組情報ページ | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
インフラサウンドとは?
インフラサウンドとは、20Hz以下の低周波音で、人間の耳では感知できない音波です。火山の噴火や大規模な爆発、津波などの自然現象によって発生し、空気中を長距離にわたって伝播します。この特性を利用して、津波の発生をいち早く検知することが可能となります。
高知工科大学の取り組み
高知工科大学の山本真行教授は、インフラサウンドを利用した津波予測システムの開発に取り組んでいます。このシステムは、海底地震によって発生するインフラサウンドを検知し、津波の発生を早期に予測することを目的としています。従来の地震計や津波計に比べて、より迅速かつ正確な情報提供が可能となると期待されています。
南海トラフ地震への備え
今後30年以内に70%〜80%の確率で発生するとされる南海トラフ巨大地震では、最大で30メートルを超える津波が想定されています。このような大規模災害に対して、インフラサウンドを利用した津波予測システムは、住民の迅速な避難行動を促すための重要な手段となります。
実用化への課題と展望
インフラサウンドを利用した津波予測システムの実用化には、センサーの設置やデータ解析の精度向上など、いくつかの課題が存在します。しかし、これらの課題を克服することで、より多くの地域での導入が期待されます。また、他の自然災害への応用も視野に入れた研究が進められています。
まとめ
インフラサウンドを利用した津波予測システムは、これまでの技術では難しかった早期警戒を可能にし、住民の命を守る新たな手段となり得ます。今後の研究と実用化に向けた取り組みに注目が集まっています。


コメント